内部感覚
前回、あそび、ジンガ、その人特有のリズム等といった言葉を使って、「一点」について書きました。
そのことを角度を変えて説明しようとすると、「内部感覚」ということを思います。
内部感覚とは、自分の内側にある感覚のことです。
腹にこたえる、胸に響く、胸騒ぎがする、ずしんとくる、しっくりくる。
こんな「感じ」が内部感覚です。
じゃあ、「外部」感覚もあるのか?と言われそうですが、内部感覚と区別する為便宜上あると言っておきます。
ああでもないこうでもないと考える、損得勘定をしている、確かな情報がないと不安だ。
これらは、外部感覚です。
前回書いた「失敗しないように」も明らかに外部感覚です。
内部感覚を感じるシチュエーションで身近なものではこんな光景が思い浮かびます。
前夜「明日はあれをしてからこれをして、充実した日にしなければ」と計画(外部感覚)していたが、朝目覚めたら「そうだあそこに行ってみよう」と思いたち、前夜の計画などどこかに行ってしまい、そこに行ってみたら何か気持ちいい(内部感覚)。
あるいはこんな光景も想像できます。
SNSで話題の行列店に行って、並んで食べてみて、最初は(ネット上でこれだけ人気があるんだから)まあまあおいしいんだろうと思っていた(外部感覚)が、他の行列がない店がなぜか気になり(内部感覚)入ってみたら、行列店よりおいしかった。
2022年4月13日