その人の「一点」を見据える④

内部感覚

前回、あそび、ジンガ、その人特有のリズム等といった言葉を使って、「一点」について書きました。

 

そのことを角度を変えて説明しようとすると、「内部感覚」ということを思います。

 

内部感覚とは、自分の内側にある感覚のことです。

 

腹にこたえる、胸に響く、胸騒ぎがする、ずしんとくる、しっくりくる。

 

こんな「感じ」が内部感覚です。

 

じゃあ、「外部」感覚もあるのか?と言われそうですが、内部感覚と区別する為便宜上あると言っておきます。

 

ああでもないこうでもないと考える、損得勘定をしている、確かな情報がないと不安だ。

 

これらは、外部感覚です。

 

前回書いた「失敗しないように」も明らかに外部感覚です。

 

内部感覚を感じるシチュエーションで身近なものではこんな光景が思い浮かびます。

 

前夜「明日はあれをしてからこれをして、充実した日にしなければ」と計画(外部感覚)していたが、朝目覚めたら「そうだあそこに行ってみよう」と思いたち、前夜の計画などどこかに行ってしまい、そこに行ってみたら何か気持ちいい(内部感覚)。

 

あるいはこんな光景も想像できます。

 

SNSで話題の行列店に行って、並んで食べてみて、最初は(ネット上でこれだけ人気があるんだから)まあまあおいしいんだろうと思っていた(外部感覚)が、他の行列がない店がなぜか気になり(内部感覚)入ってみたら、行列店よりおいしかった。

 

2022年4月13日