カウンセリングについて

カウンセリングの進め方について

カウンセリングとは、意識/無意識の影響下での思考、行動や抑えていることにご本人も気付かない感情、体験などにアプローチし、気づきを得て、ご本人にとって好ましい変化を経てゆくことです。

但し、このプロセスを独りで行うことは難しいものです。

 

当ルームは、本格的な精神分析に考え方のベースを置きつつ日本人に合った療法の工夫も重ね、研鑽したカウンセラーが、ご相談者(クライアント)ご自身の変化の流れを妨げないように、落ち着いた環境を提供し、思考や感情の整理、不安や焦りを取り除く等のお手伝いをします。

また、変化のプロセスを促すための、積極的な介入も行います。

 

それは、心の深い部分での自己を見つめ直し、育て、あるいは解き放つプロセスです。

そして、それは症状を抑えるといった対症療法的なアプローチとは異質の根源的な経験となるでしょう。

 

・リラックスした雰囲気でカウンセリングをいたします、お飲み物もご自由にお持ちください。

 

・完全にプライバシーが保たれる空間です。また、「こんなこと話していいのだろうか」等のご遠慮は無用です、安心してお話しください。

 

・初回時に、クライアントのご希望や意欲をお聞きし、カウンセリングに適するかどうかを判断いたします。

 

・カウンセリングは、クライアントとカウンセラーの対話によって行われます。クライアントが心のうちに抱えている様々な要素について、言葉や時には図を用いて、カウンセラーと一緒に吟味していきます。

 

・二回目以降は対面の場合、椅子(ひとり用ソファ)にお座り頂くスタイルか、ソファベッドに横になってお話しいただく「カウチスタイル」、のどちらかをお選び頂けます。話しやすい方をお選びください。

 

・必要と思われる場合は、当ルームが信頼できると判断する精神科医、カウンセラーを紹介いたします。

 

*対面の他、オンラインでのセッションも承っています。詳細は「時間/料金/お申込み」のページをご覧ください。

※カウンセリングにあたって

当ルームでは、「心の病」はクライアントご自身の心が発する、その人にとってのよりよい生き方を伝える大切なメッセージと考えています。

そして、クライアント自らがそのサインを受け止め、活かしてゆくのをサポートするのがカウンセラーの役目です。
 
そのような意味で、「治してもらう」という姿勢は、自発的なメッセージを見落とし、本来誰しもが持っている自己治癒力を働かせるのが難しくなってしまいます。
従いまして、当ルームは、カウンセリングにあたり、クライアントが何らかの形であれ、自発的な意欲をお持ちであることを重視いたします。
 
「病人」としてではなく、その方ご自身の生き方を模索されるクライアント、その姿勢を尊敬しサポートするカウンセラー、このような関係を築いてゆけたら幸いです。

カウンセリングの回数について

様々なご相談者と接してきまして、当然のことながらセッションそのものというより、セッションも含めたその後のご相談者の日々の経験や気持ちの変化が大切であり、それをふまえたアップデートされたご心境でのセッションと新たな気づき、という積み重ねが効果的であることを実感しています。また、そのプロセスのなかでご相談者とカウンセラーとの関係が深まること自体もセラピューティック(治癒的)なものとなると考えています。

 

したがいまして、初回カウンセリング時上記趣旨にふれた後セッションを行い、終了時に回復へのプロセスをご提案したあと、次回以降のカウンセリングを継続することについてお気持ちをお聞きします。

次回の予約をする必要はありませんが、ご相談者の状態によっては当ルームの責任上ご予約をおすすめする場合があります。

 

 ・当ルームからご相談者に対し、セッションの頻度や回数等の指示は原則としていたしません。

 

・カウンセリング継続の可否については、ご相談者ご自身の意思で決定されます。

 

・カウンセリング計画につき、ご希望ある場合は誠実に対応いたします。

 

・ケースに応じ、カウンセリング回数が一回~数回でも意味のある時もありますので、お気軽にお問い合わせください。

 

*この項2021年2月改訂しました。

 

→カウンセリングのご予約ページはこちらです。