心についてのメモ書き(4)-経験と感覚①

経験と感覚①

「感覚」というものを、心の具体的な働き、として私は捉えています。それは、ひとりひとりに特有な心的エネルギーの総体とでもいったもので、イメージで言いますと、感性のゆらめき、やわらかい感情、内なる野生の咆哮、明敏な直感、などです。

そして、これらの感性を駆使して、絶えず蓄積し、進化していくのが「経験」だと思います。それは、一般的な「私の経験からして・・・」という過去の固定的な意味のものでなく、「いま」と「未来」(=可能性)に関心が向いています。
これもイメージで言うと、変幻自在で豊かな叡智を備えたアメーバのようなもの、という感じです。これらを駆使して心を豊かにしてゆくというものです。