心についてのメモ書き(1)-質①

質について①

心は質に価値を置いていると思います、この場合の質というのは、その人が持って生まれた嗜好や得意分野や価値観のことです。

心は、時間的な長さ、空間的な距離、金銭などの数値には関心がありません。
例えば、何かに夢中になっている時には時間があっという間に経ちますが、そういう時には夢中になっている対象や心のはたらきの質を高めることに重点が置かれています、時間など気にせず心のはたらきを磨きましょう、取り組んでいることを楽しみましょうというわけです。

また、いくらお金をかけて贅沢な食事をしても、印象=心に残っているのは全然別な食べ物、あるいは食べ物を含めた風景であったりします、それは心がはたらいて、大事にしたい感情や感謝=質を保っているからです。

これらの質(人生の質と言ってもよいのですが)を保ちつつ、時間やお金とどううまくつきあってゆくかは切実な課題ですが、質を忘れたり、先送りにした人生にはかなりしんどい事が待っていることも事実なのです。(「質」は人間の根源的な課題ですので、折に触れ、今後も書いていきたいと思います)