心についてのメモ書き(8)-頭と心②

頭と心について②

何かの行動をするにあたり、「決心が固まった」とか「腹をくくった」という状態は、頭と心がうまく手を組んだ状態です、頭サイドでの計算や心配、心サイドでの曖昧としてはいるが何か大きなうごめき、この二つがお互い受け入れ合ったというものです。心が動くと身体が動くので、この状態は現実の結果につながることが多いようです。

反対に、「〜しないと恥ずかしい」等の押し付けられた価値観やその類いの周囲からのプレッシャーを頭が感じている時は、おうおうにして頭サイドはその期待に応えようとして心そっちのけで「頑張」ったりしますが、心サイドはそのうさん臭さを感じてしまい、受け入れません。そうなると心と頭はアンバランスで、そういう時はどこか釈然としない気持ちが残ります。そして心が動かない=身体が動かないので、その行動はうまくいかないことが多いのです(この状態は「うつ」と同じ構造です)。

心は、その人の人生の大きな流れを司り、それに関わる大切にすべき、押し付けとは別次元のその人なりの価値観をたたえています。なにか行動を起こす時「心に相談する気持ち」を持つ、何か決断する時「心=腹にこたえる」かどうかを見極める、そのことが大切なのだと思います。

2014年12月2日