普通がいいという病/泉谷閑示著 講談社現代新書 2006年
精神科医の泉谷閑示さんに初めてお会いしたのは2012年の春でし
現在は師匠と弟子という関係ではないかもしれませんが、
ところで、そもそもなぜ泉谷さんのところに行こうと思ったのかといいますと、ダイヤモンドオンラインの記事「
そして今回ご紹介する「普通がいいという病」を読んで、「
どういうところが本物か。
ひとことで言うなら、本の「はじめに」にあるように、
「人間という生き物の根本的な特性を深く理解し、その上で「
うつの原因はセロトニンである云々、とか「寛解」
全編にわたって、気づきの連続なのですが、
①人間の仕組みの図を発明したこと
62ページに載っていますが、
私もいつも使わせてもらっていますが、
それは、
②詩(の力)を心理の世界に適用したこと
随所に様々な詩が引用されています。
詩はイメージを喚起することで、心を豊かにしますが、
私はクライアントさんの見立てをおこなう際に、
詩のフィーリングは自分(の感覚)と他者(
決してカウンセラーだけに書かれたものではありません。
むしろ人間存在について、思索し行動する全ての人に向けて書かれたものです。
この本を読んだだけで、精神的な苦悩から立ち直った方を2人知っています。
私が思いもしないような着想をそれこそ詩から得たり、
下手なカウンセリング(私?(笑))より効果があると思います。
値段も799円と手頃です、
私はこの本を自分のオフィスに常時数冊備えています。
2015年10月27日