曲がり角②
(承前)
私はたまに見たのですが、会社を定年で辞めた後も、
しかも、役職が上の人ほど、よく来ていた印象があります。
会社にいる人達も、つい最近まで幹部だった人に対し、
しかし、定年後会社に顔を出す人には、
おそらく、
つまり家住期の次の「林棲期」
また、
幹部だった人であれば、秘書が付いて個室を持っていたり、
でも、現実の人生の舞台は、次の段階に進むもうとしている。
新たな自己イメージを必要としているのです。
そんな可哀想な元幹部おじさんを見たか見ないかは分かりませんが、たぶん自分もそれと五十歩百歩。
おそらく、40〜
そんな可能性がかなりある、と私は考えています。
つまり、
でも、現代日本では人生のモデルが家住期までしか提示されていな
一方、現代の日本では、経済効率が最優先されますので、
学生期は、そのための準備期間とみなされています。
たいていの親御さんは、
しかしながら、林棲・遊行期にあたる言葉は見当たりません。
「リタイア」?「老後」?
これらの言葉には、現象を評論しているだけで、
つまり家住期サイドからしか見ていない。
テレビやネット上では、盛んに◯◯検診や医療保険を宣伝したり、
これは、人達の間に老いや死に対する耐性がないことに目をつけ、
しかし死は確実に訪れる。
そして、その前に会社を離れる時期も確実にくる。(続く)
2016年2月1日
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