フラクタルな自我境界
「自我境界」という考え方があります。
自分と自分以外のものとを区別するには、境界が必要ですが、
生後間もなく六ヶ月頃には早くもこの苦労がやってきます。
空腹感など気持ちの悪いものが実は外からでなく、
すると、
そして吐き出すもの、自分に押し戻すものを区別して感じ、
そこになにかの仕切りが立ち上がってくる。
個人的には生命体の自我境界とよんでいます。
15才頃には反抗期、
そのためには親も子供も真剣に悩み、
これを成体の自我境界とよんでいます。
ここからは、人によると思いますが、
おおまかには40才前後で、
これも尋常の悩みでなく、
私は、独立体の自我境界とよんでいます。
こんな感じで、
一方では、人は機械ではないので、
ところで、おそらく最後に近い境界の対象は宇宙で、
人間社会を超えたところにあると推測されますが、
2016年4月19日