苦悩の果実
今回は、心理療法とか人間の生き方のようなものについて、
下記の4つを挙げてみましょう。
・フロイト その自我の軌跡/小此木啓吾/NHKブックス
・ユングの生涯/河合隼雄/第三文明社
・私の個人主義/夏目漱石
・セラピストがいかに生きるか/近藤章久/春秋社
*上の二つは日本人による評伝です。いずれも入手し易いです。
三つ目は夏目自身の講演録、下記URLで全文を読めます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/
四つ目は近藤の自伝。残念ながら絶版で、
さて、ジークムント・フロイト、カール・グスタフ・ユング、
そして、
フロイトが1900年頃、44才で創始した「精神分析」
ユングは、1912年から41才になる4年ほどの間、
(ちなみに、この苦悩の体験などを文章や絵で記したものが「
心理の理論というと、何か理論だけが独立して存在し、
(これはサッカーの試合を、
夏目漱石もイギリス留学中に重いうつ状態になりますが、お仕着せの文壇や借り物の「お勉強」から抜け出し、自分を「主人公」にした文学の世界を掴みとることでうつ状態から立ち直ります。
近藤章久は、私のカウンセリングの先生である泉谷閑示氏のそのまた先生で、その「先生の先生」の人生を知ることで、私が学んだカウンセリングの世界をより深めたいという、かなり私個人の事情が入っているのですが、この近藤氏の人生はものすごく面白いので、ご紹介したいと思います。
次回は、
2016年7月17日