ココロを大切にして働く⑧

まとめ編(序)‐4つの体系

今回からは第2篇として、下記の4つの価値観の体系を順を追って考えてゆきたいと思います。

A:ある時期まではこれが安全

B:大多数のサラリーパーソン(要注意水準)

C:仕事に支配された状態(危険水準)

D:ココロ=私が主体(人間本来の姿)

 

本日は、まずアウトラインを知って頂く為に、4つの体系をまとめてお見せしたいと思います。

 

<A:ある時期まではこれが安全>

 

人生

|_________

|         |

生き方(私が〜)    お金

(ココロ)     |

          仕事

         (アタマ)

          |

          学歴

         (切符)

 

*おおざっぱに言って、30〜40才代以前はこのような価値観で仕事をするのが現実的であろうという、私個人の考えです。

但し、これは仮りそめのもので、早期に下記「D」の体系に移行すべきものです。

 

<B:大多数のサラリーパーソン(要注意水準)>

 

人生

|____

|    |      

生き方  仕事

(ココロ)(アタマ)

 

*仕事を司るアタマが、自らの生き方(ココロ)に相対的に優位を占めている状態です。

ほとんどのサラリーパーソンは、時間の使い方の質と量においても、また何かの決断をするときにも、「私が〜したい」より「仕事が〜だから」という理屈を採用することが多いのではないでしょうか。

しかし、本当には、自分本来の生き方が出来ていない状態です。

 

<C:仕事に支配された状態(危険水準)>

 

人生=仕事

|  (アタマ)

生き方

(ココロ)

 

*仕事(アタマ)がココロを支配している状態です。

ココロがそれに反発して、うつ病等様々な心身状態がでるようになります。

何らかのサポート・療法が必要になってきます。

 

<D:ココロ=私が主体(人間本来の姿)>

 

人生

 |           

「私が〜」の生き方 ≒ しごと・遊び

(ココロ)      (アタマ)

 |__________|

            |

            お金

            |     

            仕事

 

*自分本来の生き方(ココロ)をアタマが受け入れた状態です。

アタマとココロはもはや2系統でなく、ココロの感性・直観とアタマの理性をうまくミックスしたものとなります。

また、仕事でなく「しごと」と私が呼ぶものが創造されます。

会社に「仕(つか)える事」でなく、私が〜したい「私事(しごと)」、自らの内なる自然(感性・オリジナリティ)に適った「自事(しごと)」ということです。

 

次回は「A:ある時期まではこれが安全」について詳しく書きたいと思います。


2017年3月24日