当ルームの特徴②

カウチ環境について

当ルームの特徴ご紹介、二回目です。

 

カウチとは一般的には寝椅子を意味しますが、カウンセリングにおいてはご相談者が横になって、要は仰向けになってお話し頂くことを指します。

 

私が知る範囲ですが、カウンセリングも行うクリニックやカウンセリングルームで、カウチ環境を備え付けてある所は珍しいのではないでしょうか。

 

カウチ環境がない場合、ご相談者は椅子に座って、カウンセラーと相対して話しをすることになるわけですが、それだけがカウンセリングのスタイルではありません。

 

自分自身の教育分析やご相談との経験を踏まえると、「横になった方が自分の奥深く入って話せる」という感想を持つ方が多いと感じます。

 

また、椅子に座っているとどうしても相手の視線を意識したり、沈黙等の間が気になったりして、人によっては浅い所での話しになってしまいがちですが、横になるとそんなことをあまり気にしなくて済む、という感じがあるのだと思います。

 

ですが、やはり自分の奥深く入ることがポイントで、それはひいては自分自身そのものに立ち返ることに繋がっていると私は考えています。

 

但し、自身に立ち返る過程で孤独を体験せざるを得ませんので、そこにカウンセラーという伴走者が寄り添う、という格好です。

 

そういう訳で、当ルームは、ゆったりと横になれるソファベッドを用意しています。

もちろん、椅子の方が良い、という方はひとり用のソファに座ってお話し頂いても全く問題ありません。

 

2021年5月27日 佐藤