私の強迫性体験その3
「強迫性について④ 強迫性のどこが問題か」で、「頭が身体を阻害している、観念でばかり生きていて心身がお留守になっている」と書きました。
寒いという自分の感覚をなかったことにする私の状態は、まさに頭が身体を阻害してる状態に当たります。
自らの身体感覚よりも、心理的な思い込みや決めつけが先行する感じ。
そういう私の強迫性ですが、その方向は「自分を引っ込める」ことを「完全に」する方向です。
その方向性は、前回書いた幼稚園や高校の頃のエピソードのように色々な場面で現われていたと思います。
そして、それらは「強迫性について⑥」で書いた「自発の抑圧」だったと思います。
また、その大元は、母親に対して自分を出したら母も自分も不安になるので、「完全に」自分を出さないようにしようと思ったこと、だった。
こんなふうにまとめることができると思います。
但し、客観的にまとめるという感じよりも、リアルタイムに自分の強迫性に気づいた時、上記のことが主観的に腑に落ちてきた感じがあります。
文字にして書くよりも、口から言葉にだして言いたい気がします。
上記と同じ意味ですが、私の口から出てきた言葉を一応書いてみます。
「たしかに俺は身体を無視してたな、ほんとにそうだったー」
「ああ、自分の感覚見ないふりしてきちゃったなー」
「元は母親との関係にあった、不思議に合点がいくな」
実感している、という雰囲気が伝わるでしょうか?
次回に続きます。
2021年10月16日 佐藤