会社に行きたくないという心理⑤

私の「会社は行くものだ」体験その2

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、前回の続きです。

 

ふとした時に「このままのやり方で人生が進んでいっていいのだろうか?」と私は不安になり、この不安の意味は会社は行くものだとあたまから思っていた自分へのメッセージだった、と前回書きました。

 

このメッセージの意味をもう少し考えてみます。

 

まず、親ひいては社会との摩擦を避けるために、適応することだけを考えていた、という心理が根本にあると思います。

 

そして、適応するための私なりの具体的な方策としては、「要領よく」とか「そつなく」という雰囲気が基調にありました。

 

要領よく有名大学に入り、就職活動も無難にこなして一流企業に入る。

会社に入ってからは、そつなく仕事をこなし、周囲からの評価もまずまずだ。

 

そんなスタンスで私は20代と30代を過ごしました。

 

しかし、上述したような不安がときおり頭をもたげてくる。

 

そう、「要領よく」とか「そつなく」という姿勢の裏にある心理が問題だったと思います。

 

いい大学に入りさえすればあとは楽できるだろう、とか、仕事はスマートに効率よくこなしていればうまく進むものだ、という感じの思考や気分。

 

どこか表面的で、浅くて、中身にどっぷりとは浸からない感じがあるのが分かりますでしょうか。

 

だが、実は、そんな生き方に納得していない自分がいる。

 

メッセージの意味はそういうことだったのではないかと考えられるのです。

 

2022年1月5日 佐藤